黒髭をも凌ぐ存在です!鄭一嫂(ていいそう)は1,800隻の船と8万人の手下を率いていました。あまりの強さに清朝政府も太刀打ちできず、最後は和平交渉によって富を保持したまま引退しました。

カリブ海の海賊が有名ですが、史上最も成功した海賊指揮官は中国人の女性でした。鄭一嫂(ていいそう)は、南シナ海全域を支配する巨大な組織を作り上げました。
1807年、彼女は「紅旗派」の指揮を執りました。彼女の下で艦隊は1,800隻、8万人の手下にまで拡大しました。これは当時のヨーロッパ諸国の海軍よりも大きな規模でした。
彼女は厳しい法典によって秩序を保ちました。命令違反や略奪品の着服、女性捕虜への虐待などは死罪とされました。この規律の高さが、彼女の艦隊を無敵に近いものにしたのです。
清朝政府やイギリス、ポルトガル海軍も彼女を倒すことはできませんでした。最終的に政府は「恩赦」を提案。彼女は富を保持したまま引退することに成功し、その後は賭博場を経営して穏やかな余生を過ごしました。
鄭一嫂は、国家と戦って勝利し、財産を守ったまま引退できた史上稀に見る海賊です。