エッフェル塔は夏に背が伸びる
エッフェル塔の高さはいつも同じではない。実は毎年伸びたり縮んだりする。とても暑い夏には、この巨大な鉄のランドマークは冬より約 15センチ(約6インチ)高くなる。
熱膨張の魔法
魔法ではない。科学だ。塔は Pudding iron(錬鉄)という特殊な鉄でできている。ものが熱くなると、金属内部の微粒子が速く動き、より多くの空間を占める。これが「熱膨張」だ。塔には金属が大量にあるので、それらの小さな動きが積み重なり、塔の頂上を空へ押し上げる。
太陽から傾く
太陽は塔の全側面を同時に照らさない。晴れた日、太陽を向いた側がより熱くなり、日陰の側より膨張する。そのため塔は実際に太陽から 少し傾く。塔が暑さの中で一番楽な位置を探して、ゆっくり金属のダンスをしているようなものだ。
冬には縮む
寒い冬の空気が来ると逆のことが起きる。金属粒子は遅くなり、より密に寄り集まり、鉄は収縮する。塔は元のサイズに戻る。つまりエッフェル塔は巨大な温度計のようなものだ。暑くなるほど高くなる。
まとめ
エッフェル塔が夏に高くなるのは、熱が金属を膨張させるからだ。とても暑い日には鉄が最大15センチ伸びる。寒くなると塔は再び縮む。天候とともに変わる、生きて呼吸する巨人なのである。






